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2006年11月

2006年11月18日 (土)

ピカソのニワトリ

Pb140014 以前にも書いた気もするが、額縁にも新作といわれるものが年に何度か発表される。
今年も9月に大阪で行われる額縁の展示会に行ってきていくつか仕入れてきた。
うち一点の額には、見た途端ビビッと来るものがあった。
それはあまり見た事がないデザインだという事もあったけど、それ以上にこの額に入れてみたら面白いんじゃないかという絵に心当たりがあった。

Pb140011 ご存知、パブロ・ピカソの描いた「ニワトリ」。
カラフルでシンプルな線で描かれたこのニワトリの絵はシンプルであるがゆえになかなか額装するのが難しく感じられてそのまま手付かずで在庫になっていた。
そこに今回のこの額。

Pb140010 <E-45020 ヨーヨー 白/赤>
イタリア製の額で、形状としてはシンプルな白地の平型。
そこに特徴的なのが、見ても分かるように額中央の線。
職人さんが手作業で入れたこの線は油彩を盛ったような質感で、下地が白だけにより一層引き立っている。
Pb180024 今回使用したのは「赤・黒・金」の色のラインが入ったタイプ。他にも「青・黒・金」のものもあるが、額装の意図として少し温かみを加えないと寒すぎる感じがするのではないかと思い「赤」の方にした。
結果としては「青」の方でも違和感はないかもしれない。

Pb180025
ピカソのこういうシンプルな線だけで描かれた作品群は、額装をしてみるとなんか違うなという事になりがちだった。
だけどこの額なら大丈夫かもと思い、お客さんからの注文ではないので好き勝手にやってみた。
Pb140009 とは言え、元の絵がカラフルな線で描かれているもののほとんどは紙の白。
額装で広い面積の色を使うのもどうかと思えた。
そこで、作品中に使われている色のうち4色を選び、それらと同じ色のフィレで細く色を使う作戦。
4色(赤・青・緑・黄)の配置は色々試してみながら一番落ち着くところを探した。

Pb170009 マット紙は初めはエンボス地のものを考えていたけど、実際にやってみるとちょっとつまらない。
そこで羽毛をイメージさせるスエードの白を贅沢にも使ってみた。
やっぱり季節的な事もあるし、見ていて暖かい感じがするほうがいいように思える(今は)。
クリスマスを前にして、時期的な雰囲気もでてこれはこれでいいかも。
ただ、完成した直後に欲しいというお客さんが2人も現れて、こいつと一緒にクリスマスを迎えられない予感。

嬉しいのか寂しいのか。

Pb140015


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2006年11月13日 (月)

クリムト

こんな景気の良いニュースが↓

クリムトの4作品、総額226億円で落札
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061109-00000052-jij-int

クリムトといえば先日も「アデーレ・ブロッホバウアーの肖像Ⅰ」が、ニューヨークにあるノイエギャラリーの創始者の一人で化粧品会社エスティ・ローダーの会長ロナルド・S・ローダー氏によって、史上最高額156億円で落札されたというニュースがあったばかり。
ついでに、申し合わせたように映画「クリムト」も上映中で、話題性に富んでいる。
実はこの映画にはうちの店もちょっとした関係があって、キャンペーンの一端に参加させてもらっている。
この映画の入場券の半券をお持ち頂いたお客さんには特別に、

Adele_2 Kiss_1 Expectation_1 Fulfillment_1 Waterserpants_1 Farmgarden Unterach Poppy

↑これらのクリムトのリトグラフの額装品を10%引きで。
値段は左上から右に順に、

  • 『アデーレ・ブロッホバウアーの肖像Ⅰ』46000円→41400円
  • 『接吻』                    38000円→34200円
  • 『期待』                    40000円→36000円
  • 『成就』                     40000円→36000円
  • 『水蛇Ⅰ』                  41000円→36900円
  • 『農園の庭』                 26000円→23400円
  • 『アッター湖畔のウンハラッタ城』    26000円→23400円
  • 『けし野原』                 25000円→22500円

(全て税込価格)

一番目の『アデーレ・・・』が前述した最高落札額を記録した作品のリトグラフ。で、この作品や『接吻』等の描かれた時期は「黄金の時代」と呼ばれていて金箔・銀箔をふんだんに使って描かれている。
で、今回のこの額装品に使われているリトグラフには「黄金の時代」の作品(『アデーレ・・・』、『接吻』、『期待』、『成就』、『水蛇Ⅰ』)についてはこの手法に習い、従来の方法で刷った上から金箔・プラチナ箔を使ってオリジナルの持つ光沢感に近づける努力をしている。

Pb120035 Pb120037 Pb120040

いままでのものとは明らかに違う質感になっているから、掛け替えを考えている方にはお薦め。
うちでもキャンペーン用の、既に額装してあるものとは別に、『アデーレ・・・』と『接吻』のシートも用意したからどういう風に額装をしてやろうとあれこれ考え中。
近くブログで紹介・・・かも?

Pb120038 Pb120039

で、映画「クリムト」なんだけど、公式ホームページを見ても上映館が結構少なくて、今現在は首都圏周辺の数館のみとなっている。
今後順次全国で公開するみたいだけど、今回のこのキャンペーンは上映期間を含めて一ヶ月間となっているのでご注意を。
詳しくはお問い合わせ下さい。


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2006年11月 6日 (月)

記憶の空間による癒しの空間?

この間のセキスイハイムのモデルルームの額装インテリアに続いて、今度は新しくオープンしたリラクゼーションスポット『癒楽SHOP きらら』の店内額装インテリアを任せていただいた。
場所はこちらをクリック→Googleマップ

Pb020017 こちらのお店は酸素バーや、ホットストーンという温めた「きららの石(水晶に近い鉱石)」を衣服の上からお腹に乗せる事で、血行促進や自立神経の調整、疲労回復をはかることを体験できるほか、こだわりの調味料や自然食品を取り扱っているそうで、店内の色調も落ち着きのあるブラウンベース。
今回の額装はそんな店内のイメージにシンプルにあわせてみた。

額装品は全部で14点。
一つを除き全て同じ額(カラリア20 ブラック)で統一してある。

Pb020002 Pb020008 Pb020006 Pb020005 Pb020013

↑これらの写真はポスターを額装したもの。
内容はお店の雰囲気に合うものを選ばせていただいた。
額装方法としては特別な事はしていないが、入り口のカウンターの上に飾った横長の一枚だけは、天井の照明の映り込みがかなりあったため、アクリルを低反射のものに替えさせてもらった。

額装品の配置は周りに置いてあるものや、場所の意味と合わせてみた。
例えば、時計の下に飾った縦長の壷の絵は、時計と合わせて大きな壁掛け時計のイメージ。
また、白い壁に配置した縦長の海の絵2枚は、この場所がリラックス用の部屋のため、窓から海を覗いているようにしてある。

Pb020010 Pb020011

↑こっちはお店の方で用意していただいた「きららの石」(の、ちっちゃいの)を額装したもので、グリーンとホワイトの葉っぱ(造花)を交互に合わせてコントラストをつけた。
この部屋は先ほどの海の絵と同じ部屋になる。
実際の利用時は部屋全体が薄暗くなり、酸素供給用の機械の青紫色の光が入って額装品自体も意図せず幻想的なものになっていた。
結果オーライ。


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