« 2007年11月 | トップページ | 2008年9月 »

2008年1月

2008年1月31日 (木)

藤田嗣治とアノラ・スペンス(Annora Spence)

2008_0115fuzita0015 2008_0116fuzita0004

額装をご注文頂いたお客さまから、部屋に飾ってみたというメールと写真をいただきました。

作品はお客さん自身がお持ちだったもので、藤田嗣治の作品(左)とアノラ・スペンス(Annora Spence)のリトグラフ(右)。

P1140053 P9040060s

写真を拝見すると、壁紙も家具もアンティーク風なものを使われているようで、なかなかおしゃれな印象。

使用した額は好みをお聞きしながら選んでいったもので、藤田嗣治には壁にあわせたアンティーク調のデザインのもの、アノラ・スペンスのリトグラフには作品の色彩にあわせたブルーのものを選択。

P1140052 P9040061

マットはホワイトのピュアマットを使用し、藤田嗣治の作品にはダブルマットにして使用し、また裏側には調湿紙を入れ、保存性を高めています。 

P1140051P9040060

作品に合う、壁(部屋)に合う、その両方のさじ加減が額装には重要だと考えていますし、実際に額装をする際に頭を悩ませることでもあります。

今回のようにお客様に喜んでいただけるものを常に作れるようにしたいと改めて考えさせられました。

ブログランキングです。
よろしければクリックお願いします。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年1月18日 (金)

スケッチの画鋲穴

先日、ある美術館からの仕事の打ち合わせに行ってきました。

実際の作品を前にしながらの打ち合わせだったのですが、世界的な作家さんの作品なので価値もそれ相応に一点数百万円以上するものが複数点あり、扱う方としても手のひらに汗をかく思いということで手袋持参でいきました。

実際の仕事としては、日を改めて額装し直すことになるため、今現在どういう風になっているかの確認に行ったわけですが、ものが作品を制作する前のデッサン画であるせいか、おそらく作者本人がつけた画鋲の跡で穴が開いていたり、書いた時の汚れなど、普段、美術館にきれいに飾ってる状態からはうかがい知ることができない部分を見ることができてなかなか興味深かったりします。

作品を預かる方としてはどうしてもその価値を気にしないわけにはいかないですから、おのずと扱いも慎重になるわけですけど、作家さん本人にしてみれば自分で書いた参考程度のスケッチですから結構雑に扱っていたりして、その双方の温度差を画鋲の穴から見ることができて結構面白く感じたりしました。

とはいえこちらは預かる方の人。

かなり神経を使う仕事になりそうです。

ブログランキングです。
よろしければクリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 8日 (火)

作品と額とインテリア

1日に年賀状をアップしましたが改めて。
明けましておめでとうございます。
昨年は年末ぐらいから気になることが多く重なったので、今年は年頭から良いことがあるように祈りつつ張り切っていきたいと思います。

さて、昨年末にお客さんが展示会に出展される関係で、そのお手伝いに上野に行ってきました。
作業自体は1時間ほどで終了したため、個人的趣味で国立科学博物館でやっているロボット博を見物した後、上野公園の中を散策していたところ国立西洋美術館でムンク展をやっているのを見つけて衝動的に入ってしまいました。

正直に言ってムンクの作品はそれほど好みというわけではないですし、この展示会の一つのテーマらしい「装飾画家」としての作品には自分としては今ひとつだったのですが、「叫び」「不安」「絶望」の同じ構成で描かれた三枚が並んで飾ってあったのを見て、初めてよく説明書きなどに書かれているムンクの心境が自分の中でしっくりきた様な気がしました。

そんな中、妙に気になって見直すため館内を戻ってしまった作品がありました。
「メタボリズム」とタイトルがついた絵で木を間にはさんでアダムとイヴ(エヴァ)が描かれた作品ですが、気になったのはその絵の入った額で、作品にあわせて木の下にはドクロ、上には街が彫られていました。
これは人を養分に街ができているという意味であるらしく、ムンクの生死感(多分皮肉も?)を表したものでしょう。

額装の仕事をしていると毎回必ずぶつかる壁があります。

作品のみをはっきり見せるためにすっきりシンプルにするか、作品のデザインと飾る場所に合わせたものにするか(派手にするというわけではありません)。

あるお客さんは、細い額でホワイトマットを望まれますし、またほかのお客さんはフィレ付きカラーマットにデコレーションの入った額を望まれます。

多分この問題には正解がありません。

ですから僕は、どちらの方向性で額装するにせよ、作品の意図にできるだけ沿うことを心がけているつもりです。

そこでこのムンクの「メタボリズム」は、作品の意図に沿うという意味ではムンク自身が意図通りに作った額に入れたもので、額まで作品の一部という、これ以上はないつくりでした。
ですが、かといってさすがにそのつくりで一般のご家庭に飾るのはなかなか難しい。
フレーマーという仕事の立ち位置はその辺にあるのだろうかと、自分の仕事のアイデンティティを確認していました。

ブログランキングです。
よろしければクリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 1日 (火)

年賀状2008

Nenga2008_2

ブログランキングです。
よろしければクリックお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年11月 | トップページ | 2008年9月 »