額縁の種類と使い方~油縁~
額縁と言ってもいくつかの種類がありますが、よくある額としては油縁・デッサン縁・和額の3つに分けると分かりやすいと思います。
写真は油縁です。
油縁という名前ではありますが、別に油絵だけではなくキャンパスを張った木枠のように厚みのあるものを額装する時に使用します。
よくある油絵以外の使い方としては、七宝や漆喰のこて絵、小型な立体物などの額装に使います。
通常に扱いのある油縁の規格サイズはF0・SM(サムホール)・F3・F4・F6…といった表記があり、これはよく絵のサイズで3号とか10号といっているものと同じ意味です。
お持ちの絵に合うサイズが分からない場合は、その絵が木枠についているなら裏側のところにサイズが書いてあることが多いので確認してみてください。
このタイプの額は裏板を外すと中にもう一つ額縁のようなものが入っていることが多いと思います。
これは「オイルライナー」という部品で作品はここの内側にはめこみます。
「オイルライナー」の役割は作品の表面とガラス面との間にスペースをつけることです。
実は海外から持ってきた油絵やアクリル画の額装品にはこの「オイルライナー」が入っていないことが結構ありますが、これは海外では油絵やアクリル画の額装にアクリルやガラスを入れないことが多いためのようです。
日本では作品表面を保護する意味合いからほとんどの油縁に「オイルライナー」が使用されています。
ですから、たとえば「F10の油縁」と言った場合、額の内側ではなく、オイルライナーの内側の作品が入る部分の寸法がF10であるという意味になります。
また以前の記事にも書いたのですが、日本のF10などの規格サイズと、海外の規格サイズとでは微妙にズレがあるためお求めの際には気をつけてください。
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