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2010年1月12日 (火)

ガラスとアクリル

Nec_0053

通常、額縁を購入すると、中にガラスやアクリルまたは塩ビ(簡易のポスターフレームなどに)が入っています。

こういった作品の表面を保護するための素材をグレージングといいますが、お客さんからよく訊かれることに、「ガラスとアクリルのどちらが良いのか?」というのがあります。

上の写真は村松誠さんの猫のポストカードの上にガラスとアクリルを半々にしてあります。
写真の画質のこともありますが、おそらくどちらがどちらかわからないのではないでしょうか。

左がガラスで右がアクリルですが、作品の見え方に関してはどちらもほぼ変わりません。

ではどちらがいいのかという質問ですが、当店ではアクリルをお薦めしています。

というのは「壊れにくさ」と「UVカット」それと「軽量」という利点からです。

当然アクリルにも「静電気による埃」や「傷つき易さ」という問題点はありますが、一般のご家庭に飾るものであれば安全性と保存性を優先したほうがいいのではないかと考えるからです。

ガラスにも「壊れ難いガラス」や「UVカット付きのガラス」があるのですが重量が重く、小さいサイズの物ならともかく、大きいサイズの物になると相当の重量となります(以前、とあるホテルに収めるためのF100ぐらいのサイズの強化低反射ガラスで50kgぐらいになるとメーカーにいわれました)

美術館などの壁の造りやしっかりした管理の出来る場所であればいいのですが家に飾るには、アクリルの方が扱い易いのではないかと思います。

もちろんガラスが駄目と言っているわけではないので、TPOで考えていただければと思います。

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