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2016年6月 9日 (木)

額装 ー 作品の固定方法




額装の時、作品をどうやって固定するかは頭を悩ませる所です。

油絵なら額縁やオイルライナーにそのままはめ込むだけですが、水彩画や版画のように用紙の薄い作品では固定にテープを使うことが多いかと思います。

この時、ご家庭で一般的に使われているセロハンテープやガムテープは長期間飾るうちに作品に染みができることがあるのであまり額装の手段としては向いていません。

保存額装の考え方が生まれてから様々な額装用テープが開発されています。
文房具店などでは入手し難いかもしれませんが額縁や額装のお店だと扱いがあるかと思います。

当店でも額装する作品によって固定方法や素材を使い分けています。



その中でも多く使用するのはパーマセルテープと和紙テープでしょうか。





作品の素材劣化を防ぐ意味でも固定に使う素材の糊は中性から弱アルカリ性であるのがの望ましいのですが、その点パーマセルテープも和紙テープも中性糊が使われています。



また、どうしてもテープ止めができないような場合にはマウンティングストリップという透明ポリエステル素材で抑え込むことで作品に接着剤をつける事なく固定することができます。





そして、似たような方法ですがコーナーテープを使う事で作品の四角をポケットに入れて固定する方法もあります。



海外の額縁屋さんの話を聞いても、やはりこの作品の固定方法には頭を捻っておられるようです。

紹介した以外にも様々な固定素材と方法があります。
作品の状態をよく見てそのつどより良い方法を模索するのが額装なのだと思います。




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