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2016年11月

2016年11月27日 (日)

基本的なマットカットの種類

水彩画やリトグラフなどの厚さがあまりない作品を額縁にいれる時に、多くの場合、作品と額縁の間にマット紙を入れます。
これはガラスやアクリルなどのカバー(グレージング)と作品の接触を避けるためやその他の要因からの作品の劣化を抑えるためです。





マット紙の窓抜き部分の切断面は垂直に切る事はあまりありません。
一般的に使われているマット紙は2.0mm前後の厚さがあるのものが多く、垂直切りで窓穴を抜くと飾った時に光の場所によっては作品の表面にマット紙の影が掛かってしまうことがあります。それを避けるために額装での窓抜きにはベベルカットというおよそ45度の角度を付けて切る事が通常です。



とは言え、これもそうでなければいけないというルールがあるわけではありません。
飾る作品の内容や種類によってはあえて垂直切りをする事もありますし、あえて奥行き感をつける事もあります。
また、作品のモチーフによってはベベルカットによって出る紙の中芯の白い色が気になる事もあります。
そんな時はわざと垂直切りや内側に角度を付けて切断面を見えない様にする逆ベベルカットを使用します。



マット紙の窓抜きに飾り装飾を付けるのもよくやる方法です。
これはフィレという素材で額装の高級感をぐっと高めてくれる方法ですし見た目の奥行きも出てきます。



ベベルカットされたマット紙と重ねる事で作品を修飾する表現の幅も広がります。



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