文化・芸術

2017年8月10日 (木)

マットと視覚の温度

 例年よりかなり盛り上がっていたぬまづ夏祭りも7月と共に終わりました。
 街中から夏休みを満喫している子どもたちの声も聞こえてきて、いよいよ夏も本番ですね。

 赤や黄を暖色系、青を寒色系という言葉の通り、色には視覚から温度を感じさせる効果があるとされています。
 額装の際に使用するマットの色を選ぶ時も、実はそういったことをすこし気にしたりします。

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 展示会用の額装ですと作品をよく見せるのが最重要なので色合いに関してシンプルに白がベースですが、ご自宅に飾る場合は日常的に見ることになるわけですし、見た目の気持ち良さを考慮し季節によってマットの色や模様の組み合わせを調整します。
 作品意図との兼ね合いによりますが、暑い時期に暖色系のマットを使うとより温度が上がった感じがしますし、作品の色合いがブルー系だった場合に寒色系のマットを使うと額装品全体の温度が下がった印象になります。

 色と色は相互に干渉して見た目の印象を変えてきます。
 また同じように見た目の温度も変えてきてると感じます。

 暑い時期には部屋にある額装品を寒色系の色合いものに変えてみると精神的な温度を下げることができるかもしれませんね。

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2017年7月24日 (月)

美術館での額縁屋の視点

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 写真や絵画を見るのが好きです。

 額縁屋という職業柄、仕事で美術館に伺うことが多くありますし、気になる美術展にはよく行きます。

 当然、作品を見に行くのですが職業病というか癖というか最初に目が行くのは作品に付いている額縁の方になってしまいます。

 どういうデザインの額なのか。
 作品の年代より新しいものか、古いものか。
 マットの色合いはどうか。
 等など。

 自分で額装するならどうするかとか考えながら額縁を見てから作品を楽しむ。

 どうやら聞くところによると同業者の中でも少なからず同じ様な見方をしている人たちがいる様で、会合の際には「美術館あるある話」が膨らんだりしてます。

 額縁の歴史は、もともと教会の壁面や天井を彩っていた宗教画を、分祀や布教用に持ち運びできるよう、板や画布に描いたもの(タブロー形式絵画)を飾るために作られたのが始まりと言われています。
 ですから古い宗教画の作品に付いている古い額縁もまたその作品の背景を語るための一つの要素となっているかもしれないわけです。

 この夏休みの時期、美術館を訪れる機会も多くあるのではないかと思います。

 後年になってから額装された作品もありますので、額縁がその作品の時代のものと同じ時期のものかどうかは分かりませんが、作品のみではなくその周りを修飾する額縁もまた見てみるといつもとは違う楽しみ見つかるかもしれませんね。

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2017年7月15日 (土)

額縁屋を利用する時に知っておくと良いかもしれないこと

 蝉の声が聞こえ始めてきました。
 近くの木から聞こえてきていたので写真でも撮ろうかと思ったんですが、声は聞こえど姿が見えず。今のところレンズに捉えることができてません。結構高いところにいるんですよね。

 例年、今ぐらいの時期から秋の個展や展示会用の額縁・額装のご依頼を頂くことが増えてきますが、今年はそれにも増して、初めて当店のような「額縁専門店」を利用するという方達が来られている印象があります。

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 額縁屋に来たけど勝手がわからないというお声も聞きますし、ちょっとした豆知識として必要とまでは言えないけど、ここをおさえておけばスムーズに額縁屋で額縁選びができるというポイントを額縁屋の視点からお答えします。

  • 額装する作品の種類と寸法が必要です。
  • 額縁を飾る予定の場所を教えて頂くと額縁選びの一助となります。
  • 「明るい感じに」とか「上品に」、「豪華に」と言った仕上げのイメージをお持ちでしたらお教え下さい。
  • 思い出の品などを額装する場合は可能であればどういった思い出なのかもお教え頂ければ額を選ぶ基準になることがあります。

・額装する作品の種類と寸法

 まず、額装する時に必要になる情報は作品の種類です。

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 水彩画やリトグラフのような薄いシート状のものなのか、油絵のような木枠にキャンバスを張ってあるのか、その作品の厚さや形状によって使用する額縁の種類が変わってきます。

 また、シート状の作品の場合はマット紙を作品の上に重ねて額装することが多いため、マットに開ける窓穴の寸法を測る必要があります。

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 そのためご来店の前に作品本紙の外側寸法と作品の見せたい部分の寸法を事前に測ってきて頂くか、作品自体を持参して頂く必要があります。

・額縁を飾る予定の場所のインテリア

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 額縁は室内のデコレーションをする家具です。
 ですから額縁を選ぶ際に、飾る場所の雰囲気を念頭に置くと選択し易くなります。
 額縁屋に相談する時は飾る場所の写真などを提示して頂けると店側としてもより具体的な額装の提案ができると思います。

・どういう雰囲気の額装品にしたいのかイメージする

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 これはおそらくご自分の好みという話になるかと思います。
 額装品を部屋に飾る時の「お約束」的なものもあることはあるのですが、結局は毎日見続けて気持ちいい額装品にすることが大切だと考えます。ですので、「明るく」とか「重厚に」といった抽象的なものでもいいので、どういったイメージがお好きなのかを聞かせて頂けるとお薦めの額縁や見栄えする額装方法をご提案することができます。

・額装するものへの思い入れをお聞かせ下さい

 欧米では多く作られているのですが、思い出の品を額装する場合、単純にその品だけを額装するだけでなくその品に関係するものも一緒に額の中に入れることによって、よりオンリーワンな額装品になります。
 例えば旅先で手に入れた品と、その旅行での写真を一緒に入れて額装するのもいいでしょうし、例えば使わなくなってしまっておいたアクセサリーを、同じく使わなくなったスカーフ等と一緒に額装すれば思い出の詰まったあなただけの額装品が出来上がります。
 どういったものが使えるかはお話をしていく上で提案できるかと思いますので差し障りのない範囲でお聞かせ頂ければと思います。

 これらのポイントは知っておくとスムーズにお話ができますが、作品の種類と正確な寸法以外のことは、必ず準備しなければならないというものではありません。
 額装についての打ち合わせの際にもお話させて頂くことです。
 ですから、ここに上げたポイントを知っておくとお得ぐらいに思ってお気軽に額縁屋をご利用頂ければと思います。

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2017年4月28日 (金)

海外旅行で注意したい油絵のサイズの罠




今年もやって来ましたGWです。

今年も多くの方が大型連休中の海外旅行を計画されているのではないでしょうか。
アートの理解が深い文化的な町では街頭で作家さんが自分の作品を展示して売っているを見かけます。
好みの作品との遭遇は運命的なものもありますのでたまたま見かけた作家さんの作品でも通りすがりにビビッとくる事もあるでしょう。
そういった作品との出会いも素敵な旅行の思い出の1ページになります。

ですが、その作品が水彩画やリトグラフのような薄いシート状のものならデッサン縁を使用して通常通りに額装出来ますので良いのですが、木枠に張り込んだキャンバスに描かれてる場合、日本に帰ってから額縁に入れて飾るのにひとつハードルが発生する事があります。

それは、日本と海外で規格サイズにズレがあるということです。




木枠に張られたキャンバスに描かれた作品…多くは油絵になるのと思いますが、現在世界には大きく言って4種類の木枠の『規格サイズ』が存在します。

日本サイズ、フランスサイズ、国際キャンバスサイズ、アメリカサイズです。

よく作品の大きさを表すのに『◯号』とか『F◯』、『P◯』、『M◯』と言うのをお聞きになったことはないでしょうか?

先に上げた4種類の規格サイズの内、アメリカサイズだけは基本の単位がインチ(inch)ベースになることもありこういった『F◯』のような規格ではありません。
ですが、日本サイズ、フランスサイズ、国際キャンバスサイズの3種類は同じcm(センチメートル)基準で『F・P・M』サイズ表記ではあるのですが実はその寸法に多少のズレがあります。



よく使われる木枠サイズの比較リストです。
このズレによって海外で買ってきた作品を日本で買った額縁に額装しようとした場合にうまく入らないということが起こります。その場合特別寸法で額縁を組む事になります。

とは言え気に入った作品との出会いは是非大切にして欲しいという思いもあります。
通常の手法以外の額装方法もありますのでどうしても気に入った作品が木枠に張り込みだった場合は額縁屋にご相談下さい。
出来る限りご要望に沿ったアイディアを提案させて頂きます。

良い旅行を!

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2017年3月17日 (金)

エルメスのガレ

スカーフは額装すると驚くほどシックリとくるインテリアになる事が多い気がします。
以前にもシャネルやエルメスやジバンシィやカルティエなどのスカーフを額装しましたが、デザイン性の高さもあってかなり上品なインテリア額装として仕上っていました。



写真はその中からエルメスのガレの額装です。
スカーフ自体の寸法がおおよそ90cm角なので、壁に掛けても十分な存在感があります。
中央に描かれてる白馬に乗った人はルイ14世だそうですので歴史を背景にした西洋絵画的な見方もできるのではないでしょうか。

着物でもそうですがファッションの美しさを額装することはオリジナルのインテリア品として十分に『有り』だと思います。

ちょっとしたハンカチでもポストカードフレームやフォトフレームに入れる事で思わぬ効果があるかもしれません。

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2017年2月 4日 (土)

富士宮市 花の湯 おもしろ額装展 始まる

2月に入りましたね。

この記事を書いてる時はすでに立春。
暦の上では春になっていますが、今だに寒い日々が続いています。

寒い時期にはお風呂でしょう!



2月1日より3月29日までの約2ヶ月間、静岡県富士宮市にあります富嶽温泉 花の湯さんにて、静岡県にある額縁屋による『おもしろ額装展』が開催されいます。



これは日頃から一般的には馴染みの薄い額縁・額装屋さんの業務内容や、それに伴い制作したちょっと変わった額装品を展示して皆さんに見て、知ってもらおうというものです。



ポスターや紙での作品だけではなく、立体的なものの額装などなかなかご自分では作りにくいものを展示してあります。

冷えた身体を温泉で暖めてホカホカになってからでも見ていただけるとありがたいです。



お値段が付いている額装品については販売もしております。
展示中の額装品の下側にある各額縁屋さんの連絡先までお知らせ下さい。

富嶽温泉 花の湯さんの住所は、
静岡県富士宮市ひばりが丘805
電話 0544-28-1126

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2017年1月 4日 (水)

酉年仕事始め

本日は当店の仕事始めです。
早速、朝から店の近所の顔見知りのネコから新年の挨拶を頂きました。





その後お客様も幾人か来られて新年の第一歩と言った感じがしています。

今年は酉年ですし、新年第一弾の額装品はマットカットを生かしたこんな感じでおめでたく行きたいと思います。



二枚重ねてあるマットの下側には着物地を巻き込んであります。



酉形に切ったマット紙の色をを引き立てるためにブラックマットを使用し、溝掘りで視覚的な区切りを付けました。



今年も色々と額装を紹介して行きたいと思っています。
よろしくお付き合いくだされば幸いです。

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2017年1月 1日 (日)

明けましておめでとうございます!

2017年、明けましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いします!


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2016年12月31日 (土)

良いお年を

本日は大晦日です。いよいよ今年も最後となりました。

昨年はいろいろ立て込み、手が追いつかない事も多々ありましたが数多くの額装をさせて頂きました。

お客様たちとの額装の打ち合わせの中でその作品に対する気持ちをお聞きし、またそのこだわりにお答えする事で当店としましても多くの事を学ばせて頂きました。

新年は1月4日からの開店となりますが、すでに額装のお話も頂いておりスタートからダッシュして行こうかと思っています。

本年も大変お世話になりました。

新年が皆様にとって良いお年でありさらに多くの大切なものに出会えるよう願っています。

またそれらオンリーワンの大切な品を是非額装させて下さい。

それでは良いお年を!


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2016年12月25日 (日)

Merry Chirstmas!!!




メリークリスマス!
クリスマスっぽい額装を引っ張り出して来ました。


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